旅程:2025年2月4日(日)~12日(月)9日間
基本/追加プランスケジュール
旅のルート
シルプール
チャティスガル州の州都ライプールから東へ、マハーナディ河沿いにある古代都市遺跡。1990年代に佐々井上人が注目 し、寺院や王宮跡を発掘しました。玄奘三蔵の『大唐西域記』に記されたダクシン・コーサラ国の都城に比定されています。
ドンガルカル仏教徒大会
毎年2 月6 日チャティスガル州ドンガルカル市で行われる国際仏教徒大会。市内のお寺からプラジュニャ山の黄金の大仏 まで地元の仏教徒の人々と行進します。長年の日本人参列も後押しとなり、州からの補助金を受けて、会場が整備されて います。
ナグプール
インド中央部に位置し、ムンバイ、プネーに続くマハーラシュトラ州第3の都市。人口250万人。先年メトロが開通し、IT 企 業が誘致されるなど、インドのスマートシティ構想でも上位に位置する発展都市です。1956年10月14日、アンベードカ ル博士と数十万の不可触民大衆が仏教に改宗したインド仏教復興の聖地で、佐々井上人の活動本拠地です。インドラ寺、 ディクシャ・ブーミ(改宗広場)に参拝します。
マンセル・ラームテク
ナグプールの北郊30キロにある大規模仏教遺跡。佐々井上人が「南天鉄塔」と目する岩山上複合遺跡と巨大な僧院(王宮) 跡があります。またマンセルから西に位置するラームテクには、ナーガールジュナの名称が残る龍樹山が連なり、佐々井上 人は麓に龍樹菩薩大寺を建設し、龍樹の法城を護っています。
ハイデラバード
テランガーナ州の州都、人口700万人の大都市。16世紀にゴールコンダ王国の都城が築かれ、続くニザーム王国が首都と しデカン中央部の中心都市として発展しました。現代はIT 産業の振興が目覚ましく、市郊外にハイテク・シティと呼ばれる 経済特区を建設し、多くの海外企業やインド国内の新興企業を誘致しています。 堅牢壮大な城塞建築ゴールコンダ砦、佐々井上人が引き上げに協力したフセイン・サガールのブッダ像、2023年に完成し たアンベードカル博士像と記念館などを見学します。
ナーガールジュナ・コンダ
1920年代にクリシュナ川の中流で発見された仏教遺跡で、出土碑文から3世紀にサータヴァーハナ王朝の後を継いだイ クシュバーク王朝の首都ヴィジャヤプリーの跡と見られています。国家プロジェクトのダム建設により、いくつかの遺構が 丘の上に移築され、現在は島となっているその丘は龍樹菩薩が晩年を過ごしたといわれる吉祥山に比定され、ナーガール ジュナ・コンダ(龍樹の丘)と呼ばれています。アマラヴァティ様式のストゥーパや 僧院跡、博物館を巡り、東岸に移築された大学の遺構アヌプ遺跡を訪れます。
アマラヴァティ
紀元前3世紀頃から南インドの支配者となったサータヴァーハナ王朝の都ダー ニャカタカのあった場所で、直径50メートルの基壇が残るアマラヴァティの大 塔は、高野山大学教授の栂尾祥雲博士により、南天鉄塔のモデルとされました。 2014年テランガーナ州の分離により、アンドラプラデーシュ州の州都がハイデ ラバードからアマラヴァティに移転されることが決まり、近未来的な都市計画の もと新州都建設が進められています。